Tuesday, March 22, 2011

01/12/2001 IHIエアロスペース、「ビナサット2」のエンジンを受注

2010/12/01 08:45 JST

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 株式会社IHI(東京都江東区)の子会社であるIHI エアロスペース(東京都江東区、略称:IA)はこのたび、米国ロッキード・マーチン社からベトナムで2基目の人工衛星「ビナサット2」に搭載される衛星用エンジンを含め計4台のエンジンを受注したと発表した。

 「ビナサット2」は、ベトナム2基目の人工衛星として2012年に打ち上げが予定されており、ベトナム郵政通信グループ(VNPT)が運営を行う。今回の受注で、IAの海外向け衛星用エンジンの受注は累計で100台となった。

 今回受注した衛星用エンジンは、IAが2000年に独自開発したもので、推力450N(ニュートン、約45kgf)、比推力329秒と世界最高性能のエンジン。燃料にはヒドラジン、酸化剤には四酸化二窒素を使用する。衛星用エンジンは、比推力が高くなると燃費が向上することから、本エンジンは衛星の軽量化や衛星の長期間の運用を可能とする。

IAは,1964年にロケット用ガスジェット姿勢制御装置の開発を開始して以来、日本の衛星用エンジンの先駆け的企業として衛星用エンジンの開発に携わってきた。IAの海外向け衛星用エンジンは2001年の初フライト以降、順調に実績を重ねており、これまでの実績、性能、高信頼性が認められ、海外衛星メーカーの静止衛星向け推進モジュールに標準装備として採用され、これまでに合計54台のエンジンのフライト実績を有している。

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[2010年11月29日 株式会社IHIニュースリリース,T]
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